森の戦士ボノロンとは
子供の為に心温まる絵本を読み聞かせている方であれば「森の戦士ボノロン」の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
森の戦士ボノロンとは、体の大きな「ボノロン」が活躍する話です。「森の戦士ボノロン」は人間の住む地上世界と、巨木の根がネットワークとして繋がっているタムスンの森とが描かれていて、人間の世界で起こった悲しいことなどがタムスンの森によって癒されたり問題が解決したりする物語です。
北原星望が原作で、永山ゴウが作画を担当し、原哲夫がプロデュースを手がけ、絵本として全国の書店で発刊されているのを始め、セブンイレブンやデニーズで発行されているフリーペーパーの「ボラメル」内で連載されています。
また子供向けチャンネルのキッズステーションでは『ボノロン ふしぎな森のいいつたえ』が放映されているので、絵本は見たことは無いけれどアニメならあるという人も多いのではないかと思います。
ボノロン、ゴン、ユリシア
森の戦士ボノロンに出てくる主人公「ボノロン」は巨木の森タムスンからやってきた戦士で、その大きな体型にも関わらず年齢は9歳と、この森の中ではまだ子供の設定となっています。
人間界で、人間が流した涙が巨木の森を伝ってボノロンの元へ届き、ボノロンはその人間を救おうと人間界へと現れ、願いを叶えてくれるというストーリーです。 もちろん、叶えられない願いごともあるのですが、それでも一緒になって問題を解決する方法を考えてくれる、心優しい戦士として描かれています。
その他の登場人物として、ボノロンの親友である犬「ゴン」と、かつてボノロンの幼なじみであり死後、妖精へと転生した「ユリシア」がいますがどちらもボノロンの支えとなって登場しています。
「森の戦士ボノロン」のフリーペーパーはセブンイレブンやデニーズで!
森の戦士ボノロンが連載されてあるフリーペーパーは平成17年より隔月で配布されていて、それぞれ100万部の発行部数となっています。
絵本は現在11冊刊行されていて、1冊目の『森の戦士ボノロン 涙のきせきの巻』では、難病に侵された町が舞台となっていて、その病気によって両親を亡くした少女がボノロンによって強く生きる決意をする内容となっています。その後『森の戦士ボノロン よっぱらいのゴンの巻』、『森の戦士ボノロン 雪ホタルの巻』と続き、いずれも心温まる希望に満ちた内容で人気の絵本です。もしまだ読んだことの無いという方であれば「森の戦士ボノロン」のフリーペーパーをお近くの書店、セブンイレブンやデニーズで探してみるといいと思います。